社員や取引先に見てもらうことです。 当たり前のことですか?でもできていますか?社員が仮に100名いたら、その家族や取引先など合わせたら1000人くらいの関係者がいますよね?それなのに視聴回数500とかなってませんか? 「あるのは知っているけど・・・(実は見ていない)」なんてことになっていませんか? そうなっていたら、新しい動画つくる前にできることあります。今日はそんなお話です。
ある地方の優良企業の悲惨な話

「…(たぶんこのまま作っても成果でない)」
やらない方がマシなこともあるんだ
もちろん、契約取りたい気持ちもあるのですが(本音)、そこはグッとこらえて代わりに今ある動画を社員とその家族など関係者に見てもらうことを提案しました。 前から書いてある通り、動画もマーケティングやブランディングツールのひとつでしかありません。なので、反応が悪いこともあるでしょう。でもその結果をキチンと振り返ってPDCA回せば、改善は必ずできます。(うちは動画の視聴結果を見ながら改善を重ねていったり、ターゲットに合わせてコンテンツ内容を絞り込んだりします) ただ、それも多少なりとも見てもらう努力をした上で、反応がいいかどうかを測るのが前提なので、見てもらう努力さえしないのであれば、やらないほうがマシです。ということは、オブラートに包みながら、今ある資産である既存の動画を有効活用することをオススメしました。何か、契約をしたわけではないので、その場でいくつか具体的なアイデアを提示だけなのですが、割りと喜ばれてすぐにやってみるとなりました。 具体的には
1.役付き以上の方には全員見ることを義務付ける
2.一般社員以下とその家族には動画に関するアンケートを配る
(見てもらうことと、改善点を探る意味で)
3.一般顧客にもチラシにQRを載せて視聴を促す
といったものです。
もちろんキチンとご支援する場合はもっと具体的かつ効果的な施策として動きますが、とりあえずこの時は上の3つを提案しました。費用もほぼかからないので、取り組みやすかったのだと思います。その企業の社長から直々に電話をもらったのは1ヶ月後でした。
眠っていた人材が目を覚ます!

会社も大きくなれば、他部署のことを知ることは難しくなります。また、社長や役員の考え、会社のビジョンなど普段は正直伝わりにくいと思います。けれど動画という形であれば、それを違和感なく伝えることができます。
このケースのように地方に根ざした企業であれば、社員やその家族・友人などの中には、将来社員やパートとして働いてくれる潜在的な人材がいるはずです。それを掘り起こすツールとして実は採用動画は非常に効果的であるという良い例だと思います。
最後に
まとめると、採用動画を作ったなら、担当者の方にはぜひやってもらいたいこと。
それは
『社員や関係者には全員視聴させることをゴールにする』
です。
当たり前といえば当たり前ですが、それができていないからこそ効果的という話でした。ちなみに余談ですが、前出の会社は顧客にももっと見てもらいたいと、視聴してくれた方や動画にコメント書いてくれた方には、プレゼントやポイントをつけるなどできないかと動いておられるそうです。
結果的に顧客との関係を深めて売上増にも繋がるのではないかと、仰っておられました。良いものがあれば貪欲に攻めていく社長らしく、このあたりは流石だなぁと感心した次第です。
]]>