「数年にわたって人員の補充が効かない地域の求人が充足したことに驚きを隠せません」
その企業は、一体何をしたのでしょうか?
成果が上がらない採用広報の典型
地方企業の採用の支援をさせていただいていて、驚くべき光景をしばしば目にします。
それは、それなりの企業規模の会社でも、採用広報のために使用している媒体が、ハローワークと地元新聞社の折込求人広告だけといった状況です。
最近は地方紙の新聞社が運営するweb媒体も存在するというケースが増えていますが、それにしても、前時代的と言わざるをえません。

冒頭のクライアントも実は、長年に亘ってそのような採用広報しかしてきていなかったのです。
それがなぜダメかというと、当たり前過ぎる話で恐縮なのですが、現在の求職者の行動とマッチしていないからです。
しかし、この本当に当たり前のことが、全然当たり前になっていない企業が地方には少なくないのです。
今どきスマホ対応できていないなんて…
スマホ対応も最早、当たり前中の当たり前です。
総務省による通信利用動向調査の結果によれば、50代までの日本人であれば、インターネットを利用する場合のデバイスとしてPCよりもスマホの方が多いことが見て取れます。
この状況がリアルであるならば、ハローワークと新聞折込チラシしか、採用広報に使っていないということが如何に致命的にマズイのか、すぐに想像がつくと思います。
それにも関わらず、web上の採用媒体をそもそも利用していないとか、会社サイトや採用サイトが未だにスマホ対応すらしていないという驚きの状況はまだまだ散見されます。
御社のサイトは、とっくにスマホ対応していますよね?
他社との差別化ができない媒体
ハローワークに求人を出すことは定石ではありますから、ひとまず出しておくにこしたことはないでしょう。
ハローワークに掲載された求人もインターネットから検索は可能で、かつ、それなりに良い検索順位に表示されはしますので。
でも、掲載情報に全く魅力がないのです。
正確には、御社の魅力を表現できないのです。
ぜひ実際に検索して見てみていただきたいのですが、ある意味、のっぺりしているというか、どの会社の求人を見ても、待遇などのスペックでしか比較のしようがない、つまらない表現しかされていません。
公的機関が運営している媒体なので、サイト上での表現方法に自由度を設けられないから仕方がないことなのですが、ハローワークだけでは求職者に御社の魅力が伝わらないことだけは確かです。
無料だからといって、そんな媒体に求人を掲載することで満足していて良いのでしょうか?
あるいは、他に有効な手立てが見いだせないからという理由で、思考停止に陥っていませんか?

同一地域の同業他社が同様の採用広報しかしていないから、自社もそれにならうというのは、芸がありませんね。
もし、御社の地元に於いて、そのような状況があるのであれば、自社だけは頭ひとつ抜けてやろうと思って採用に取り組めば、すぐに成果が出ると思いませんか?
御社の魅力はきちんと表現できる
では、「どうしたら良いか?」というと、そんなに難しいことではないのです。
想像してみてください。
御社で欲しいと思っている人材の普段の生活を。
就職や転職をしたいと思ったら、どんな行動を取りそうですか?
まずは、スマホで検索してみますよね。多分。
移動中や今勤めている会社の昼休みや家でのお風呂上がりに。
その時、採用情報にどんな情報があったら嬉しいですか?
最初に知りたいことは何ですか?
働いている人の生の声を聞いてみたくないですか?
そういったことを相手の立場に立って想像してみた時、翻って、御社の採用広報はどのように求職者の目に映っているのでしょうか。
その時、あなたの脳裏に浮かんだメッセージが、御社の採用広報の改善ポイントです。
「これでは、分からないな」
「写真が雑」
「うそっぽく見える」
などなど。
色々な感想をお持ちになられたことと思います。
それを1つ1つ潰していけるような御社オリジナルの採用媒体を持つこと。
これが当社の出した現時点に於ける普遍的な答えです。