Indeed 知らなかったでは済まされない!2つのガイドライン更新!

こんにちわ。

Indeed(インディード)認定パートナー株式会社エンギットの山本です。今回は、indeed(インディード)で行われたガイドライン更新についてです。

みなさんの会社で、

「最近、求人を上げているはずなのに見当たらない・・・」
「広告掲載している求人数が減っているような気がする・・・」

なんてことありませんか?

思い当たる場合は、もしかしたら、掲載ガイドラインに抵触し、求人が表示されなくなっているかもしれません!!それだけじゃなく、アカウントに傷がつく可能性も、、、、

今回は2022年12月に公表された大きなガイドライン変更についてご紹介します!まだ気がついていない会社も多いので、急いでチェックしてみてください。

indeedではガイドライン変更は頻繁に行われる

indeed(インディード)では定期的にガイドライン・掲載基準・ポリシーの見直し更新が行われています。これは「世界中の人々がそれぞれの経験やスキルにあった仕事を見つけられるようお手伝いする」というindeed(インディード)の理念に基づいています。

求職者に誤解を招くような求人が掲載されていないか、適正に自分にあった求人が見つけられるかといった視点から見直し・追加・改善が行われているんです。

indeed(インディード)は監視している

ガイドラインに抵触すると求人が表示されない

ガイドラインに抵触しているかどうかは、indeed(インディード)独自のアルゴリズム(プログラム)や人の目でチェックがされています。そして抵触している場合は、その求人自体が表示されなくなってしまいます。また悪質な場合は、求人が削除されたり、アカウントに関しても影響が出ると考えられます。(Indeed 掲載規定に沿わない求人情報

困ったことに、実際に自分たちの求人がガイドラインに抵触しているかどうかや、何が抵触しているのか?は原則開示されません。そのため求人を作成/修正する際にはindeed(インディード)での求人募集の経験が役に立つことになります。

我々、認定パートナー(代理店)が求人企業の依頼で募集を行う場合、こういったガイドラインに抵触しないように、求人を作成するわけです。ガイドラインには、使用してはいけない文言もあり、これも追加・修正が行われるので、求人の継続的な見直し・チェック改善が重要になります。

そのため、経験の浅い代理店担当者や、こういった背景を知らないコンサルタントに自社の求人を任せるのは非常に危険でおすすめしません。というか止めておきましょう。

indeed(インディード)の直販(indeed社内の営業)スタッフでさえ、理解が追いついていないことがあります。

2022年12月に公開された2つのガイドライン変更

さて、そんな中2022年12月に二つの掲載ポリシー・ガイドラインが改めて公表されました。それは職種名のバリエーションと勤務地のバリエーションについてです。この2つのガイドラインは掲載する職種名と勤務地域に関して、「indeed(インディード)では、求人をこんなふうに記載してはダメですよ」というガイドラインです。

勤務地のバリエーション

Indeed の求人掲載ポリシーが、お客様の求人サイト(求人情報)を正しくIndeed上の求人に反映されるよう2022年12月20日に更新されます。更新されたポリシー施行により、ポリシーに反している求人は非表示になります。

ポリシー

採用企業は、可能な限り具体的かつ正確な勤務地に求人を投稿しなければなりません。 本ポリシーに違反する求人はIndeedから削除されます。

定義

勤務地のバリエーション:正確な勤務地以外に掲載された求人。

理由

勤務地のバリエーションがあると、Indeed の求人検索の表示結果は、多くの求職者にとって関連性がなく、わかりにくく、重複しているものになります。 

(indeed 地域名のバリエーション)

職種名のバリエーション

Indeed の求人掲載ポリシーが、お客様の求人サイト(求人情報)を正しくIndeed上の求人に反映されるよう2022年12月20日に更新されます。更新されたポリシー施行により、ポリシーに反している求人は非表示になります。

ポリシー

採用企業は、1件の求人を異なる、または誇張された職種名で複数回投稿することはできません。

本ポリシーの目的は、求人が複数の職種名で投稿されることを防止する基準の確立です。Indeed での求人投稿は、1件の求人につき1つの職種名で投稿される必要があります。ポリシーに違反する求人はIndeedから削除されます。

定義

職種名のバリエーション:様々な職種名で複数回掲載された求人。

理由

職種名のバリエーションがあると、Indeed の求人検索の結果は多くの求職者にとって関連性がなく、わかりにくく、重複しているものになります。

(indeed 職種名のバリエーション)

このガイドラインに違反しているものは「削除される」と明記されています。そしてこのガイドライン変更が一部の求人には非常に大きな影響を与えることになりました。

勤務地のバリエーションとは

勤務地のバリエーションとは何を指すかというと、「該当する求人の募集地域のバリエーションを意図的に増やしてはいけない」ということです。

indeed(インディード)では『1求人=1地域X1職種』という形で求人をとらえます。これは1つの勤務地と1つの職種で特定される情報を1求人として定義するという考え方です。

つまり、
<東京都台東区●●町の事務スタッフ→1求人>
<東京都中央区◆◆町の事務スタッフ→1求人>

となり、
同じ事務スタッフでも地域が違うと2つの別の求人と捉えることになります。

求人が求職者に表示される回数をインプレッション(閲覧数・表示回数)と呼びますが、この数値には求人数は影響します。同じ求人募集の予算内で、1求人しか掲載しない場合と、10求人を掲載する場合では、10求人の方がインプレッションが増える傾向にありました。

そこで、実際には東京都千代田区●●町の募集なのに、住所を書き換えて東京都中央区◆◆町でも募集していることにする、というグレーな手法が横行したのです。勤務地のバリエーションとはこのことを指します。

勤務地のバリエーションの画像

indeed(インディード)では募集広告で勤務地を指定し、そこから半径25kmで検索している求職者に広告がでる仕様がデフォルトであったため、エリアを増やすとそれだけ検索に引っかかる可能性も上がるということで、非常に多くの求人がこの手法を行っていたようです。

これは求職者にとって、応募した求人と実際に働く勤務地が違うということで禁止となりました。

職種名のバリエーションとは

さらに職種名でも同様のグレーな操作を行っている例がありました。たとえば、レストランのキッチンスタッフを募集しているのに、同じ住所でレストランの調理スタッフで募集するなど、意図的に職種名を増やすという方法がこの職種名のバリエーションに当たります。

これも求職者にとって、応募した求人と実際に働く勤務地が違うということで、禁止となりました。もしこの二つを同時に行うと、1箇所1求人しかない募集なのに、3箇所4求人に見せかけて、合計12求人を募集しているかのように見せることができます。これは求職者にとっても不利益ですし、真面目に募集している求人企業に対しても不公平になります。

職種名のバリエーションの画像

アルゴリズム(プログラム)による監視体制も精度が向上し、こういった求人は同じ内容として表示されなくなるという対策は過去にも行われていました。

しかし、今回、そのようなことをしている求人を、明確に削除するとのガイドライン変更があったということになります。

じゃあ、どうすればいい?

では求人を出している企業経営者・人事担当者はどうすれば良いのでしょうか?それはガイドラインに沿った求人を実行するということ以外にありません。

Google検索の歴史を考えるとわかる通り、情報の質=プラットフォームの質・価値と考えているのはあきらかです。Google検索のSEOの世界では、情報のE(専門性),A(権威性),T(信頼性)が最重要視されているといわれます。

indeed(インディード)が求人分野の最大の検索エンジンという位置付けにいる以上同様の流れになるのは当たり前といえます。今回はT(信頼性)に関してのガイドラインが強化された形ですが、今後はE(専門性),A(権威性)についても評価軸になってくる可能性が高いと思います。

そのためにも、ガイドラインを正しく理解し、運用することが重要であり、そういったレベルで運用ができる代理店(indeedの認定パートナーである正規代理店はこういった部分をクリアしていると思いたいですが、、、)や担当者を確保することが企業にとっても重要になってくると考えられます。

今回のガイドライン変更で誰が損をする?

今回のガイドライン変更で誰が損をするのかと考えると、そういったグレーな手法を提案していた代理店、特に認定パートナーでもないのに、代理店と語って広告募集を代理しているような業者が考えられます。さらに、一番の影響は実際に求人募集をしている企業・経営者・人事担当に回ってきます。

このような代理店は、問題があれば、手を引けば逃げられますが、万が一アカウントに傷がつくと、その企業自体がindeed(インディード)で掲載をしにくくなるかもしれません。その責任は逃れられないわけです。

始末の悪いことに、知識がない上に、クライアントに向けて成果を出そうとする営業マンや運用担当ほどこういったグレーな手法を実行していたようです。正規の代理店でなければ、こういった情報は自分たちで集めるしかないので、いまだに実行している可能性もあります。

もし気になるようであれば、違う代理店やindeedに直接確認することをお勧めします。もちろん当社でも対応させていただきます( ・`ω・´)キリッ

今後どうなっていくのか?

今後に関しては、想像になりますが、おそらくより求人の質が高い、信頼度が高いものを評価するように変わっていくはずです。

これはindeed(インディード)だけでなく、他のプラットフォームや検索エンジン自体が、自分たちのサービスの質を高めようとすれば自然と同じ方向に進むからです。

ということは、それに合わせて、対策を打つことができれば、他社よりも多くの優秀な人材にアピールでき、採用も可能になると思います。

実際、うちのクライアントでも、ガイドラインに基づいて、その先を見据えて、対策をすることで早速効果が現れた事例も出始めています。

一見ピンチに見えますが、チャンスかもと感じているのは私だけかもしれませんので、それは心の中に納めてクライアントの支援に向かいたいと思います

ではまた!