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その採用動画、作るの待った!採用動画を考えている担当者に知ってもらいたい1つの鉄則

その採用動画、作るの待った!採用動画を考えている担当者に知ってもらいたい1つの鉄則

企業が動画を作るということはどういうことでしょうか。それは何か目的があるということです。うちが得意にしている採用動画であれば、「いい人材が採れるようになる」「多くの人材から応募が増える」など様々です。
 
採用以外でも、商品のマーケティングやサービス説明など、動画が活用される場面は増えてきています。つまり目的達成のためのツールとして価値がひろく認められるようになってきたということですよね。うれしい限りです。でもせっかく作っても、効果を出せる企業とそうでない企業がいます。
 
今回は皆さんが採用動画を使って効果を出すために、絶対にやってほしいことを書きたいと思います。それは社員や取引先に見てもらうことです。
 
当たり前のことですか?でもできていますか?社員が仮に100名いたら、その家族や取引先など合わせたら1000人くらいの関係者がいますよね?それなのに視聴回数500とかなってませんか?
「あるのは知っているけど・・・(実は見ていない)」なんてことになっていませんか?
 
そうなっていたら、新しい動画つくる前にできることあります。今日はそんなお話です。
 

ある地方の優良企業の悲惨な話


 
その会社は社長が地元では大変有名なカリスマで、地方としながらその地域では圧倒的なシェアをもっている宅配での食料販売の会社でした。独自の顧客ネットワークもあり、地方ということもあり、一度お客さんになったら親から子へ子から孫へとずっと使い続けてもらえる息の長いビジネスをしておられました。
 
数千世帯の顧客網を持ち、家族などを合わせると数万の人的ネットワークをもつ企業です。地元であそこに入れば安泰というイメージがあるため、採用にもそれほど困ったことがないという羨ましい状態。
 
ところが、人口減はやはり影響があり、数年前から採用に力を入れることを本気で始めて、動画もそのタイミングで結構な投資をして作ったとのこと。拝見させてもらいましたが、確かにお金も時間もかかってそうな素敵な動画に仕上がっていました。(社長が全面に出て、アピールしているのはちょっと引っかかりましたが)ところがです。パートさんを入れた社員数だけでも数百おられるその動画の視聴回数が・・・
 
わずか200ちょっと。ほぼ見られていない。。。そして社内の人はその事実にも気がついていない…いや知ってて目をそむけていたのかな?
 
とにかく『採用動画なんて効果ない』と非常にやりにくい状況からの面談でした。なんでうちに相談してくるのか?という感じではありますが、まあそれはそれで。ご相談はそれでも採用に力を入れないといけないので、動画を作りたいというものでした。で、どうしたのか。
 
うちは動画制作の支援をお断りしました。丁重に。というか止めておいた方がいいという感じですね。弊社は制作することが目的というよりも、結果を出すことを勧めたいので、こう思ったんですね。
 

「…(たぶんこのまま作っても成果でない)」

 

やらない方がマシなこともあるんだ

 
もちろん、契約取りたい気持ちもあるのですが(本音)、そこはグッとこらえて代わりに今ある動画を社員とその家族など関係者に見てもらうことを提案しました。
 
前から書いてある通り、動画もマーケティングやブランディングツールのひとつでしかありません。なので、反応が悪いこともあるでしょう。でもその結果をキチンと振り返ってPDCA回せば、改善は必ずできます。(うちは動画の視聴結果を見ながら改善を重ねていったり、ターゲットに合わせてコンテンツ内容を絞り込んだりします)
 
ただ、それも多少なりとも見てもらう努力をした上で、反応がいいかどうかを測るのが前提なので、見てもらう努力さえしないのであれば、やらないほうがマシです。ということは、オブラートに包みながら、今ある資産である既存の動画を有効活用することをオススメしました。何か、契約をしたわけではないので、その場でいくつか具体的なアイデアを提示だけなのですが、割りと喜ばれてすぐにやってみるとなりました。
 
具体的には

1.役付き以上の方には全員見ることを義務付ける
2.一般社員以下とその家族には動画に関するアンケートを配る
(見てもらうことと、改善点を探る意味で)
3.一般顧客にもチラシにQRを載せて視聴を促す

 
といったものです。
 
もちろんキチンとご支援する場合はもっと具体的かつ効果的な施策として動きますが、とりあえずこの時は上の3つを提案しました。費用もほぼかからないので、取り組みやすかったのだと思います。その企業の社長から直々に電話をもらったのは1ヶ月後でした。
 

眠っていた人材が目を覚ます!


 
「この前はありがとう!!お陰で随分と助かったよ!!」
 
こちらは何のことかわかりませんでしたが、聞いてみると動画の視聴を関係者に促したことで、反響が随分と出たとのことでした。具体的には、動画の視聴数が数十倍になり、採用のアナウンスをつけていたことで、応募が集まりだしたと。それも社員の知り合いや地域の顧客なので、そもそも会社に良い印象をもっている人材ばかりとのこと。
 
初対面の私には黙っておられたそうですが、実は社長は人材難に随分と頭を悩ませていたとのことでした。それが解決する糸口が見えたと大喜び。社長は言いたいことを言うと電話を切ったので、「ここからスタートですよ・・・」という話はできませんでしたが。。。まあ、まずは良かったと思います。
 
で何が言いたいかというと、それは動画は見てもらってナンボであり、作って終わりではないということ。そして見てもらうべきは、まだ見ぬ人材の前にまずは身近な社員やその家族、関係者であるということです。

会社も大きくなれば、他部署のことを知ることは難しくなります。また、社長や役員の考え、会社のビジョンなど普段は正直伝わりにくいと思います。けれど動画という形であれば、それを違和感なく伝えることができます。
このケースのように地方に根ざした企業であれば、社員やその家族・友人などの中には、将来社員やパートとして働いてくれる潜在的な人材がいるはずです。それを掘り起こすツールとして実は採用動画は非常に効果的であるという良い例だと思います。

最後に

まとめると、採用動画を作ったなら、担当者の方にはぜひやってもらいたいこと。
それは
『社員や関係者には全員視聴させることをゴールにする』
です。
当たり前といえば当たり前ですが、それができていないからこそ効果的という話でした。ちなみに余談ですが、前出の会社は顧客にももっと見てもらいたいと、視聴してくれた方や動画にコメント書いてくれた方には、プレゼントやポイントをつけるなどできないかと動いておられるそうです。
結果的に顧客との関係を深めて売上増にも繋がるのではないかと、仰っておられました。良いものがあれば貪欲に攻めていく社長らしく、このあたりは流石だなぁと感心した次第です。

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