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バリューライン面接法(補足)こうすれば更に効果的!

バリューライン面接法(補足)こうすれば更に効果的!

こんにちわ。
engitの山本です。
前回、専門職などで判断が難しい職種の面接や、経験が浅い方が担当する場合に役立つ面接法「バリューライン面接法」というものをご紹介しました。
(前回のブログはこちら→「面接力が劇的UP!明日からできるバリューライン法
今回はそちらの補足をしたいと思います。というのも、この方法は通常の面接担当者が使っていただいても充分以上に効果があるものなのですが、その誕生経緯からも分かる通り、①専門職に対して非専門職の担当者が面接をするケース、②面接というものの経験が充分ではない方が面接を実施するケースに特に有効です。これはいずれの場合も、面接を行う担当者側に経験値とそこから来る情報量・自信が欠けているためです。というのもバリューライン面接法は、原則専門的な内容を確認するのではなく、その人の価値観や人柄、その企業にマッチするかどうかを確認することを目的とし、質問方法および質問項目を固定することで面接者の技量や経験値を補えるからです。
ただ、そういった方を対象としていると、アドバイスした方からこのような相談を受けることもあります。
 

「バリューラインはすごく役に立つのだけれども、職歴が多い人には同じ言い方をすると尋問のようになって、場が白けてしまう」「病院づとめなど専門職の人間に離職理由を聞くと嫌な顔をする人が多い」

 
このようなケースは多くの場合、質問の仕方に問題があります。この点を前回のエントリでは詳しく書いていなかったので今回補足として説明したいと思います。
 
hosoku
 

バリューライン面接法(補足)こうすれば更に効果的!

 

1.質問のフレーズにバリエーションを持とう

バリューライン面接法は、相手の職歴一覧の退職と転職(入社)に注目して質問を丁寧に重ねる面接法でした。相手がなぜ退職したのか、どういう思いで次の転職先を決めたのか、そういったことにその人の判断基準や価値観が現れてくるからです。
それら質問対象となる職歴が、応募者が用意してくれているわけですが、全ての職歴に対して質問をしましょうと書きました。できるだけ丁寧にそれらを行ってほしいとも書きましたが、逆に丁寧に過ぎてまるで尋問のような雰囲気になってしまったり、白けてしまうことがあります。
そのために、同じ判断となった経緯やキッカケを聞くにしてもバリエーションをいくつか持っておくと、対応しやすくなります。ここではそのバリエーションの例をご紹介したいと思います。抑揚やニュアンスによっても違いますし、ご自身の普通の口調とは違う場合もあるので、そのあたりは各自うまく言い換えてください。
 

退職した理由について聞くときの例

「気に入っておられた職場なのに退職に至ったのは…?」
「どういうキッカケで次の職場に移ることになったんでしょう…?」
「退職を決めた何か具体的な出来事ってあったですか?」
「随分と大変な職場だったんですね、だからですか?その次に移ったのは」
「やっぱり、そういう点が転職のキッカケですか?」
「退職を決めたときはどんな気持ちでした?」
 

次の職場に転職した(復帰した)理由について聞くときの例

「この職場に決められたキッカケって何かあったんですか?」
「この仕事はどういう経緯で見つけられたんですか?」
「次はどのような仕事に就きたいとかってあったんですか?」
「この職場に入ろうと決めた出来事って何かあるんですか?」
「しばらくぶりの仕事復帰を決めたのは何か心境の変化があったんですか?」
「仕事復帰って心配ではなかったですか?」
 
文字にすると同じような言葉が並んでいるように見えるかもしれませんが、その通りです(笑。すみません)ただ、文章が多少でも違えばニュアンスも違ってきますし、何よりも相手が同じことばかり聞かれているという印象を持つことを防ぐ効果があるのです。切り口を変えているためその切り口に合わせた答え方をしようとしてくれるからその効果が出ますので、同じようなことだからと思わずにぜひ3つくらい聞き方の例文を覚えておくととても役立つと思いますよ。
 

2.質問の前フリにも注意しよう

これも小ネタといえば小ネタなのですが、私は結構重視しています。前フリです。前出のバリエーションの中にも一部書かれていますが、理由を聞く前に「◯◯という風に仰っていましたが」「そんなにやりがいのあった仕事場だったのに」「それだけのことがあると私もそうしてしまうかもしれません」といったそこまでのやり取りを踏まえた前フリを入れておくと、その次の具体的なキッカケを聞かなくても、相手に返答を促すことができます。そこまでいかなくても、非常にスムーズに具体的なキッカケを聞く質問に移行できるので、これもおすすめです。
ここも色々なバリエーションが考えられるので、ぜひご自身流のものも作ってみてください。参考にいくつか載せておきます。
 

質問直前の前フリのバリエーション

「人間関係が悪かったと仰っていましたが(それが理由ですかと続く)」
「そんなにやりがいのあった仕事場だったのに(どうして退職したのかと続く)」
「それだけ重労働だと、私も退職してしまうかもしれません(だからアナタも退職したのですかと続く)」
「私の知っている人は◯◯という理由でこの業界を選んだらしいです(アナタもそうですか?)」
「そう言えば、この会社は多くの専門家を募集していたみたいですね(アナタはどうだったんですか?)」
 

3.なぜは禁句!代わりに使える言葉はこれだ!

今度はつい私もやってしまって、失敗する「なぜ」の使い方とその代わりになるフレーズです。皆さんも上司から「なぜこんな失敗をしたんだ!理由を言ってみろ」などと怒られたこともあると思います(無いですか。そうですか)
皆さんも当たり前にこの『なぜ』という言葉を使っているかもしれませんが、この言葉は非常に力のある強烈なパワーフレーズなんですね。物事には全てに原因あるというわけではありません。偶然が積み重なって、起こることもあるわけです。しかし、この『なぜ』は1対1の答えを求めるフレーズです。なぜにそのまま答えてしまうと、自分が悪いわけではない(少なくとも、本人がそう思っている)ケースでも、自分だけが悪いことになってしまう場合があります。
糾弾したり、迫ったりするときにも『なぜ』という言葉は有効なのですが、だからこそ面接の場などであまり多用すると、それこそ尋問のように聞こえたり、相手が萎縮してしまったりします。面接は良い人材を見極める場でもありますが、自社のことに魅力を感じてもらって、入社したいと思わせる営業の場でもあります。だからこそ、そのような威圧に近い言葉はあまり使わないほうがベターです。
そこで下記のようなフレーズを代わりに使ってみてはどうでしょうか?個人的なオススメ度合いもつけておきます。
 

『なぜ』の代わりになるフレーズ

『どうして』   (オススメ度★★★★★)
意味としては「なぜ」ですが、柔らかく伝わるのでオススメです
『どういう経緯で』(オススメ度★★★★)
経緯と言葉を変えることで随分とニュアンスが変わります。
『どういう流れで』(オススメ度★★★★)
経緯と同じですが、もっとざっくばらんな感じが出ます。
『なんで?』   (オススメ度★★)
「なぜ」より格段に柔らかくなります。関西人限定です。どもりながらだとさらに効果的。
『ホワイ?』   (オススメ度★)
シャレの分かる雰囲気ならOK。私は使えません。厚切りジェイソン限定?
 

4.結構重要!自信のある態度は姿勢で作れる!

冒頭の相談内容に、「嫌な顔をされる」とありました。上記の1〜3に慣れてくると、こういったことはほぼなくなると思いますが、一つだけ付け足すとすれば、面接者である態度です。どうしても自分が専門職でないと、不安からか下手に出るような卑屈な聞き方になってしまう場合があります。
場合によっては、医師でも無いのに「先生!」と面接者に対して声がけする面接担当者も多いのです。もちろん入社・入植して、特定の資格保有者を先生付けするルールならば、それもアリかと思いますが、今の段階ではアナタは面接担当者であり、相手は入社希望者・応募者なわけです。
上下関係があるわけではありませんので(逆に横柄になるのもNG)わざわざへりくだる必要はありません。そんなことで気を良くして入社してくれる・打ち解けられると考えているのかもしれませんが、その程度の対応で気を良くするような人物はあまり優秀とは言えないかもしれません。
それにこれからお世話になろうとしている会社の面接担当者が不安げであったり、卑屈な態度を取るようであれば、応募者としても不安になるか、組織を舐めてかかるか、あまり良い結果になりませんので、これは謹んだ方がいいと思います。
ではどうすればいいかと言えば、単純に同等の立場として素直に話を聞けばいいのです。相手も人間でこちらも人間、経験や知識に差はあるかもしれませんが、相手も同じでアナタのほうが経験豊富な分野は必ずあります。そんなことの競い合いをしても仕方が無いので気にしないことですが、自分に自信がつく方法をメンタルコーチに聞いてきました。おまじない程度に参考にしてください。
 

ちょっと自信がつく姿勢や態度の工夫

  • 物理的に姿勢を正す。
    (人間のカラダと心は密接につながっているそうです。視野が狭くなっているときは大体猫背になるのが人間だそうで、そういった時も背伸びをして姿勢を正すと、随分とカラダがスッキリして自信ありげに見えるそうです)
  • 自信がある自分をイメージして、その時の意識が向いている箇所に集中する
    (例えば、自信満々の自分をイメージしたときに、おへその辺りに力が入っているのを感じたら、面接前にそこに集中してみるなど。これは意外と効果的なので、オススメですよ)
  • 大きくあくびをする
    (かのバスケットの神様がダンクシュートするときに、舌を出していたのはリラックスするためだとか。リラックスしている状態だと、自然と周りがよく見え、集中できます。自信にもつながりますよ)
  • 無理やりでも笑う
    (意外と効果的です。できれば自然とホントの笑いが生まれると良いので、自分のツボのつい笑っちゃう話やシーンを思い浮かべると良いかもしれません。リラックスできて自信につながります)
  • 胸を張ってみる
    (任侠映画を見た後は、みんな肩で風を切って歩く理論です。私は映画館で任侠映画みた経験がないのでわかりません。相手から見れば自信があるようにみえるので、ちょっと胸を張ってみましょう)

 

まとめ

バリューライン面接法を更に効果的にするには

1.質問のフレーズにバリエーションを持つ

2.質問の前フリにも注意する

3.なぜは禁句!どうしてを使おう!

4.胸を張って自信のある態度・姿勢で面接に臨もう

以上、補足と言いながら随分と長くなってしまいました。上記は私の経験上の話なので実践していただくと意外と効果的なのがわかると思います。ぜひお試しくださいませ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。]]>

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